相場表

高いのか安いのか、比べる物差しです。

バックオフィスの費用にも相場があります。知らないまま払い続けている会社が多いだけです。公開されている料金情報だけを集めて、そのまま置いておきます。

出典の種類も、確認できなかったことも書いています。分からないところを埋めて表を立派に見せることはしません。2026年8月時点の情報です。

机の上に広げられた帳票と電卓、老眼鏡
比べたことが、
ありますか。

1

複合機・コピー機のリース

月額リース料とカウンター料金の相場
項目相場のレンジ
月額リース料(20枚/分クラス)5,000〜8,000円
月額リース料(30枚/分クラス)8,000〜12,000円
月額リース料(40枚/分クラス)10,000〜15,000円
月額リース料(50枚/分クラス)13,000〜20,000円
カウンター料金 モノクロ0.6〜3.5円/枚(出典が重なるのは1〜3円)
カウンター料金 カラー6〜25円/枚(出典が重なるのは10〜20円)
保守の月額最低料金1,000円前後という記載と、2,000〜18,000円という記載があり、出典間の差が大きい
リース料率(本体価格に対する月額の掛け率)3年 3.1〜3.2%/4年 2.5〜2.6%/5年 1.9〜2.0%/6年 1.6〜1.7%/7年 1.3〜1.4%

何で金額が変わるか

印刷速度(枚/分)と月間の印刷枚数でクラスが決まります。同じ機種でもリース期間が長いほど月額は下がり、そのぶん総額と拘束年数は増えます。カウンター単価はメーカーとの交渉次第で、モノクロよりカラーのほうが差が大きく出ます。

高くなっているときの原因

実際の印刷枚数に対して機種のクラスが大きい。契約更新のときに旧機種のリースが残ったまま新機種が積み増しされている。カウンター単価が導入時のまま何年も見直されていない。

出典の種類

複合機の販売・リース事業者が公開している料金解説ページ(複数社)で共通して示されている範囲です。単価は出典によって幅があるため、上下を丸めずに併記しています。

2

クレジットカード決済の手数料率

決済代行の公開料率と、業種・規模別の相場
区分料率
決済代行A社 対面(カード・電子マネー・QR)2.5%〜
同社 オンライン決済3.6%/カード情報の手入力 3.75%
決済代行B社 カード1.98%〜/電子マネー・QR 3.24%
決済代行C社 カード・電子マネー・QR3.24%(税込)/一部QR 1.08%
決済代行D社標準 3.24%/中小事業者向け 2.20%(月額2,200円)・2.48%(月額0円)
業種別の一般的な相場コンビニ・家電量販 1〜2%/百貨店 2〜3%/一般小売・専門店 3〜5%/飲食店 3〜5%/クラブ・バー・居酒屋 4〜6%
店舗規模別の一般的な相場個人経営店 3〜6%/中規模店 2.5〜4%/大型・チェーン 1.5〜2.5%
美容室・エステなどサービス業3〜6%(小規模店ほど高め)。2%台のプランを出す事業者もある
クリニック(自由診療)公開情報では確認できず

何で金額が変わるか

業種の未回収リスク、月間の決済取扱高、対面か非対面か。この3つでほぼ決まります。取扱高が大きいほど低い料率で契約できます。同じ会社でも、カード・電子マネー・QRで料率が別建てのことが多いです。

高くなっているときの原因

導入時のまま数年見直していない。取扱高が増えたのに料率が据え置きになっている。端末のレンタル料や月額固定費が別途かかっていて、実質の負担が料率だけでは見えていない。

出典の種類

主要な決済代行4社の公開料金ページ(2026年8月時点)と、複数の比較サイトで共通して示されている業種別・規模別の相場です。特定の1社を推す意図はないので、社名は伏せてあります。

3

税理士の顧問料

年商規模別の月額顧問料と、決算申告料
年商規模月額顧問料の目安
2,000万円未満約15,000円
2,000万〜5,000万円約20,000円
5,000万〜1億円約30,000円
1億〜3億円約40,000円
3億〜5億円約50,000円
別の出典によるレンジ表記(法人)月額 15,000〜100,000円
決算申告料(法人)月額顧問料の4〜6か月分。金額では15万〜30万円という記載も
決算・確定申告料(個人事業主)7万〜10万円前後

何で金額が変わるか

年商規模が土台で、そこに訪問頻度(毎月/四半期/年数回)と、記帳代行を含むかどうかが乗ります。消費税の課税事業者になると申告の手間が増えるので、一段上がる傾向があります。

高くなっているときの原因

売上が縮小したのに契約時の年商区分のままになっている。毎月訪問の契約なのに、実際は年に数回しか会っていない。記帳代行を自社でやるようになったのに顧問料が下がっていない。

出典の種類

税理士法人・税理士紹介サービスが公開している2026年版の料金相場表(複数)です。年商別の表は1つの出典に依拠しているため、レンジ表記の別出典も併記しています。

なお、顧問料そのものの交渉はこちらでは行いません。税理士法の領域に踏み込まないためです。やるのは、いま何にいくら払っていて相場とどう違うかを整理して、話をする材料をお渡しするところまでです。

4

記帳代行

依頼の形と仕訳数による料金の目安
依頼の形1仕訳あたり月100仕訳月500仕訳
データで渡す場合40円以下が安い水準4,000円20,000円
紙で渡す場合50円〜5,000円25,000円
紙が整理されていない場合60円〜6,000円30,000円
税理士事務所に依頼100円〜10,000円50,000円
パック料金の一般的な相場5,000〜10,000円
月100〜250件程度6,000〜20,000円

何で金額が変わるか

仕訳数が主で、次に資料の渡し方です。同じ仕訳数でも、通帳やレシートをデータで渡せるか紙のままかで単価が1.5倍前後変わります。急ぎ対応には特急料金(1仕訳20円〜)が乗ることがあります。

高くなっているときの原因

仕訳数が減ったのにパック料金の上限区分が据え置き。ネットバンキングやカード明細の連携を使えば減らせる仕訳を、紙のまま出している。税理士顧問料と記帳代行料で同じ作業が二重に計上されている。

出典の種類

記帳代行事業者の公開料金表と、会計ソフト事業者・比較サイトが示す相場です。複数の出典で範囲がおおむね一致しています。

5

給与計算の外注

従業員数別の月額と、オプションの単価
従業員数月額の相場
10人以下5,000〜20,000円
11〜30人20,000〜35,000円
31〜50人35,000〜60,000円
51人以上個別見積。公開された標準料金は確認できず
従業員1人あたりの単価500〜1,500円(500〜800円という記載が多い)
年末調整(オプション)1人あたり 2,000〜3,000円
住民税の更新(オプション)1人あたり 500〜1,000円

何で金額が変わるか

「基本料金+1人あたり単価×人数」が基本形です。勤怠集計まで任せるか、給与明細の印刷・発送を含むか、拠点が複数あるかで大きく変わります。同じ50人でも、給与計算のみなら月4〜6万円、勤怠集計込みだと月10〜15万円という試算例があります。

高くなっているときの原因

アルバイトの入退社が多く、実人数より延べ人数で課金されている。年末調整や賞与計算がオプションで毎年積み上がっている。勤怠管理システムを導入したのに、集計代行のオプションが外れていない。

出典の種類

給与計算アウトソーシング事業者・BPO事業者が公開している料金解説ページ(複数)で共通して示されている範囲です。

給与計算そのものは士業の独占業務ではありませんが、算定基礎届や年度更新、離職票に関わる部分は社会保険労務士の領域です。そこには踏み込みません。

6

法人向けインターネット回線・固定電話

公開されている月額料金と、一般的な相場
項目金額
NTT東 光ネクスト オフィスタイプ・ファミリースタンダード 9,240円/ライト 8,030円(プロバイダ料は別)
NTT東 光ネクスト オフィスタイプ・マンション5,445〜6,655円(棟内の契約数による/プロバイダ料は別)
NTT東 光クロス オフィスタイプ8,140〜9,350円(プロバイダ料は別)
法人向け光回線の一般的な月額相場5,000円前後(プロバイダ一体型を含む)。5,000円未満のプランもある
開通工事費の目安10,000〜30,000円
ひかり電話オフィスタイプ 月額基本料1,430円〜(NTT東・3ch1番号)/1,210円〜(NTT西・1ch1番号)
ひかり電話の通話料全国一律 3分 8.8円
加入電話(アナログ)事務用の基本料2026年4月に一律 +330円/月の改定。3級局で 2,750円 → 3,080円
電話ユニバーサルサービス料・電話リレーサービス料上記とは別に、電話番号ごとに必要

何で金額が変わるか

戸建てタイプか集合住宅タイプか、固定IPやサポート時間帯の有無、プロバイダ料が込みか別かで変わります。固定電話はチャネル数と番号数、そして加入電話(アナログ)のままかIP電話に移行済みかで差が出ます。

高くなっているときの原因

キャンペーン割引の期間が終わって標準料金に戻っている。回線とプロバイダを別契約のまま放置している。使っていない固定電話回線やFAX専用回線の基本料が毎月出ている。2026年4月の加入電話の値上げがそのまま反映されている。

出典の種類

NTT東日本の法人向け公式料金ページ(2026年8月時点)、NTT西日本の公開料金情報、および法人回線の比較サイトが共通して示す相場です。加入電話の改定額は通信事業者の公表資料に基づきます。

注意

この表の、使い方と限界。

相場から外れていても妥当なことがあります

24時間サポート、固定IP、複数拠点、業種特有の対応などが含まれていれば、高いのは当然です。金額だけを比べず、契約書で「何が含まれているか」を先に確認してください。

相場は「同じ条件なら」の話です

複合機の印刷枚数、記帳の仕訳数、給与計算の人数。自社の実数を出さないと比較になりません。実数が分からない状態での「高い/安い」の判断は当たりません。

1つの出典しかない数字があります

複合機のカウンター単価と保守の最低料金、税理士の年商別月額は、出典によって差が大きいか、依拠する出典が限られます。目安として扱い、実際の交渉では見積を複数取ってください。

確認できなかったこと

自由診療クリニックのカード決済料率、従業員51人以上の給与計算の標準料金、複合機の保守最低料金の統一的な相場。この3つは公開情報では確認できませんでした。埋めずに、そのまま空けてあります。

この表は、実際の案件で分かったことがあれば更新していきます。数字が変わったときは、変えた日付も一緒に書きます。

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